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外壁塗装成功への道!適切な塗料とは2024.07.31

  • 外壁塗装に使う塗料は種類が多くてわからない
  • 自分の家はどの塗料を選ぶべきなのだろうか
  • 外壁塗装で失敗したくないけれどどの塗料を選ぶべきか

人生で外壁塗装をおこなう機会は少ないため、このような悩みがあるでしょう。

外壁塗装に使う塗料にはさまざまな種類があり、値段や塗装の耐用年数が異なります。

値段が高い塗料を選べばよいわけではなく、塗装する部位に合った塗料を選ばなければなりません。

今回は、外壁塗装に適した5種類の塗料とその特徴を紹介するとともに、部位に応じたおすすめの塗料を解説します。

メンテナンスの注意点も解説するので、外壁塗装をおこなう際の参考にしてください。

この記事でわかること

  • 外壁塗装で使う5種類の塗料の特徴
  • 金属・コンクリートなど部位ごとに適した塗料
  • メンテナンスの注意点

外壁塗装に適した塗料の種類と特徴

外壁塗装に使う塗料にはさまざまな種類があります。
ここでは、外壁塗装に使う5つの塗料をご紹介します。
塗料で耐用年数が異なるため、数年だけ住む家は安い塗料、長く住む家には耐久性がある塗料など、自分に合ったものを選んでください。

シリコン塗料

シリコン塗料は、アクリル樹脂とシリコン樹脂を混ぜ合わせてできた塗料であり、外壁塗装ではもっともポピュラーな塗料です。

昔に使われた塗料であるアクリル塗料やウレタン塗料よりも耐久性が高く、フッ素塗料や無機塗料より安価になっています。

価格は1㎡あたり2,000~3,500円程度であり、耐用年数は8〜15年です。

値段と耐久性のバランスがよいため、多くのケースで使われます。

使われる機会が多いため生産量も多く、塗料を用意しやすい点、色のバリエーションが豊富な点がメリットです。

シリコン塗料には親水性と呼ばれる、水に馴染む性質があるため、ウレタン塗料よりも塗装部分が汚れにくい特徴もあります。

外壁や屋根にほこりが付いても、雨水がほこりを包んで流してくれるわけです。

反面、塗膜が伸び縮みしづらいため、地盤が揺れても伸びないデメリットがあります。

そのため、地震や外気の寒暖差によってひび割れを起こす可能性がございます。

株式会社エイワンでは、シリコン塗料を取り扱っています!

株式会社エイワンの塗料について

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フッ素塗料

フッ素塗料とは、フッ化カルシウムを主成分とした塗料です。

大型ビルによく使われる塗料ですが、一般住宅の外壁塗装にも利用できます。

汚れを寄せつけず、酸性雨と紫外線に強い性質が特徴です。

汚れをはじく性質の影響で、次の塗り替えの際に塗料がつかないリスクがある点も覚えておいてください。

専用の下塗り材を用意しなければならないため、次回の塗り替えの手間が増えてしまいます。

費用は1㎡あたり3,000〜5,000円であり、耐用年数は20年程です。

シリコン塗料よりも少々高価ですが、耐用年数も長くなっているためコストパフォーマンスが良いです。

株式会社エイワンでは、フッ素塗料を取り扱っています!

株式会社エイワンの塗料について

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無機塗料

無機塗料は無機物質を主成分とした塗料です。

無機物質とは炭素を含まない化合物であり、紫外線によって分解される心配がありません。

耐久性が長く、耐用年数は20〜25年と長いのが特徴です。

費用は4,000〜5,500円と高いものの、20年以上塗装が持続するため、コストパフォーマンスはよいです。

ひび割れを起こしやすいデメリットはありますが、有機塗料を混ぜれば解消できます。

無機塗装は、商業施設など簡単に塗り直しができない建物に使われます。

ただし、住宅の外壁にも使用可能なため、頻繁に塗り直しをしたくない方におすすめです。

外壁以外の箇所に他の塗料を使っている場合は、耐用年数の長さはデメリットにもなり得ます。

外壁に耐用年数が短い塗料を使っている場合は、メンテナンスの周期を合わせづらくなります。

外壁と内装のメンテナンスを一緒におこなえない可能性があるため、あらかじめ覚えておいてください。

株式会社エイワンでは、無機塗料を取り扱っています!

株式会社エイワンの塗料について

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ラジカル塗料

ラジカル塗料は、ラジカルフリー塗料やラジカル制御型塗料など、さまざまな名前で呼ばれます。

ラジカルとは酸素や紫外線などが顔料に付着すると発生する劣化因子であり、塗膜の劣化によって塗装部分も劣化していきます。

この劣化因子の発生を抑えたのが、ラジカル塗料です。

ラジカル塗料はシリコン樹脂やフッ素など主成分による分類ではなく、ベースとなるのはフッ素塗料やシリコン塗料などです。

シリコン塗料などに高耐候酸化チタンと光安定剤を入れてラジカルの発生を抑制して、ラジカル塗料が完成します。

費用は1平米あたり3,000~4,000円ほどで、耐用年数は12〜15年ほどです。

ナノテク塗料

ナノテク塗料は、樹脂を10億分の1まで小さくした塗料です。

原子や分子を制御する技術であるナノテクノロジーを、塗料分野に活用しました。

ナノテク塗料を作成するときに使用する樹脂の量が少なく、原料を作るための原油精製を抑えられるため、CO2の発生も抑えられます。

そのため、地球温暖化防止に貢献できる点がメリットです。

ナノテク塗料の費用は1㎡あたり2,500〜5,500円あたりと、開きがあります。

耐用年数は12〜15年ほどと、ラジカル塗料と同程度となっています。

塗装する部位に応じたおすすめ塗料

金属やコンクリートなど、塗りたい部位に応じて使うべき塗料が異なります。 ここでは、部位に応じたおすすめの塗料を紹介するので、外壁塗装の参考にしてください。

外装

外壁は雨風にさらされて劣化していくため、耐久性がある塗料がおすすめです。

もっとも耐久性が高い塗料は無機塗料で、20~25年前後持ちます。

フッ素塗料も耐久性が高く、20年ほど持つうえに、汚れをはじく性質があります。

長く住む家には、無機塗料やフッ素塗料など、耐久性が高い塗料を使いましょう。

期間限定で使う建物であれば、塗装の耐久性が低くても問題ありません。 このように、外壁塗装をおこなう建物をどの期間使用するのかを考えてください。

金属

住宅の外壁に金属を使う方が増えていますが、金属は塗料がつきにくいデメリットがあります。

しっかりと適切な手順を踏まないと、外壁塗装が失敗する可能性があります。

すでに塗装されている場合やサビがあれば、塗料やサビを落としてください。

そのあとに、プライマーで下塗りをおこないます。

プライマーとは下塗りの塗料のことであり、下地処理剤・表面処理剤として使われます。

塗ったあとはプライマーを乾燥させて、金属専用の塗料を使ってください。

揮発性有機化合物の含有量が油性よりも少なく、塗りムラができにくいからです。

また、揮発性有機化合物は環境省で排出規制が定められており、人体への影響も懸念されます。

揮発性有機化合物が少ない水性塗料は、赤ちゃんやペットがいる家庭でも安心して使えます。

さらに、塗料にはアクリルやウレタンなど主成分の分類の他に、水性と油性の分類もあるため覚えておいてください。

そのため、シリコン塗料やフッ素塗料にも、油性と水性が存在するわけです。

塗料の成分は合成樹脂・顔料・添加剤の3つですが、それを水かシンナーで希釈しなければなりません。 希釈に水を使う場合は水性、シンナーなどの溶剤を使う場合は油性です。

コンクリート

コンクリートの外壁塗装の場合は、3つの塗料から1つを選びます。

1つ目は撥水塗料であり、雨水をはじく性質があります。

撥水とは、水となじまずに反発する性質であり、防水や親水とは違うため覚えておいてください。

防水は裏側に水を通さない性質であり、親水は表面に水を馴染ませて汚れを流す性質です。

コンクリートに撥水塗料を使うのは、コンクリートの内部にある鉄筋を、水分によるサビから守るためです。

ただし、撥水塗料は耐久性が低いデメリットがあるため、短期間で数回も塗りなおさなくてはなりません。

また、撥水塗料よりも保護性能が高いカラークリア塗料も使われますが、撥水塗料よりも費用が高いデメリットがあります。

弾性塗料と呼ばれる塗料もコンクリート塗装に使われますが、コンクリートの風合いを消してしまう点がデメリットです。

木材

木材の外壁塗装に使われる塗料は、造膜タイプと浸透タイプの2種類です。

造膜タイプは、木材の表面に膜を作り、コーティングするように色をつけます。

紫外線や汚れから守ってくれますが、ひび割れを起こす可能性があるため注意してください。

浸透タイプは、塗料が木材に浸透するため、木の肌触りを残してくれます。

自然由来の感覚を外壁のデザインに組み込みたい場合は、浸透タイプの塗料を選びましょう。

浸透タイプは内部から木材を守ってくれるため、防カビや防腐の効果があります。

ただし、浸透タイプで外壁塗装をした場合は、メンテナンスをおこなわなければなりません。

外壁塗装のメンテナンスと注意点

外壁塗装は定期的なメンテナンスが必要です。

ただし、メンテナンスをおこなう際に注意点があるため、覚えておかなければ適切なメンテナンスができません。 ここでは、外壁塗装のメンテナンス方法と注意点を解説いたします。

メンテナンス方法

外壁塗装のメンテナンスをおこなうときは、まずほうきと水で、汚れを落とします。

そのあとは、以下の手順でメンテナンスをおこなうので、覚えておきましょう。

  1. 1.外壁の汚れを外壁用洗剤で洗い流す
  2. 2.高圧洗浄をおこなう
  3. 3.傷や剥がれた部分にタッチアップ材を塗る
  4. 4.塗装をおこなう

上から外壁塗装用塗料を塗るだけがメンテナンスではなく、高圧洗浄などいくつかの手順を踏まなければなりません。

DIYでのメンテナンスはしない

外壁のメンテナンス手順は上記のとおりで、自分でおこなうと費用を安くできます。

ただし、外壁塗装のメンテナンスには専門の知識が必要になり、知識がない方がおこなうと適切なメンテナンスができません。

自分でおこなう場合でも、道具を揃える費用が発生します。

メンテナンスに失敗したあとに結局業者に依頼するとなると、余計に費用が発生します。

そのため、外壁塗装のメンテナンスは、専門の業者に依頼するのがおすすめです。

メンテナンスがいらない塗料はない

メンテナンスフリーとうたわれている商品がありますが、今後一切のメンテナンスが必要ない塗料はありません。

メンテナンスフリーといえばタイルや樹脂系素材が挙げられます。

タイルを下地にした外壁塗装は、下地に使っている素材は劣化していきます。

その場合はメンテナンスをおこなわなければなりません。

樹脂系素材は外壁自体の耐久性が高いですが、ひび割れが起こる可能性はあります。

まとめ

外壁塗装に使われる塗料は、シリコン・ラジカル・ナノテク・フッ素・無機塗料の5つです。

無機塗料は耐久性が高く、フッ素塗料は汚れを弾く効果があります。

長く住む家であれば耐久性が高い塗料を、期間限定で使う家には安価な塗料がおすすめです。

外壁が金属の場合は、プライマーで下塗りをしたあとに、水性塗料を使います。

木材の場合は、紫外線や汚れから守ってくれる造膜タイプか、木の肌触りを残してくれる浸透タイプを選んでください。



 

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