工事期間を知って安心!外壁塗装の流れを解説2024.07.31
- 外壁塗装の施工期間はどれくらいかかるの?
- どのような作業工程で進められるの?
- 施工期間が延びるケースがあるのはなぜ?
ここでは外壁塗装を依頼しようと検討している方へ、工事期間の目安を含め、全体的な流れと事前に知っておくべきポイントについて解説します。
これから依頼を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
この記事でわかること
- 住宅タイプごとの外装塗装の工事期間
- 依頼をする前に確認しておくべきポイント
- 屋根塗装を併せた工事期間と工程内容
Contents
外装塗装の全工程を完全解説!その期間とは?
住宅の外壁は、雨・風・紫外線・太陽・空気の汚れなどから住宅を守る役割がありますが、日々劣化し続けていくためメンテナンスが必要です。
「外壁塗装は、職人が自宅を訪問して塗料を塗ってくれるもの」と認識している方が多いですが、実際には作業をするにあたってたくさんの工程があります。
作業にかかる期間は、塗装業者・物件タイプ・天候によって変動するものの、一般的な戸建て住宅の場合は7〜10日間で完了するケースが多いです。
ここからは、作業工程と各工程にかかる日程を解説します。
近隣住宅への挨拶回り(1日未満)
外壁塗装の作業は、工事車両の出入り・塗料の臭い・足場を立てるときの騒音などがあるため、近隣住民には挨拶をするのが一般常識とされています。
挨拶内容は、「工事期間」「工事の時間帯」「休日の作業をするかどうか」の3点です。
基本的には、依頼した業者に挨拶回り・チラシ配りを代行してもらえますが、不安要素があれば同行して一緒に挨拶しましょう。
足場の設置・飛散防止シートの用意(1日〜)
外壁塗装の工事を安全かつ効率よく進めるために、足場の組み立てと飛散防止シートを張ります。
足場は高い場所や手の届きにくい場所でも職人が安全な体勢で作業を進めるため、飛散防止シートは高圧洗浄や塗料が近隣の住宅に飛び散らないようにするために必要です。
足場を設置するときは、カンカンと大きな音が出たり、足場の材料を移動させるために工事車両の出入りが多くなったりします。
基本的に半日〜1日ほどで終了する作業ですが、塗装業者が専門業者に依頼した場合は1〜2日ほど延びる可能性があります。
株式会社エイワンでは、自社施工のため作業が延びることはございません。安心してご依頼ください!
高圧洗浄(1〜3日)
外壁の表面は経年劣化によって汚れ・こけ・カビ・サビなどがついているため、1日かけて高圧洗浄水で洗います。
自宅の外壁を触ったときに付着する白い粉は、チョーキング現象と呼ばれるもので、紫外線による色褪せが原因です。
高圧洗浄できれいに汚れを落とすと塗料の密着度が高まり、塗料が剥がれにくく家を保護するための耐久性が持続されやすくなります。
汚れがひどい場合は、薬剤を使ったバイオ洗浄や手作業での洗浄がおこなわれます。
下地処理(1日~)
本格的な塗装作業に向けて、ひび割れ・サビ・劣化した木部・古いシーリングなどの下地処理を行います。たとえば、劣化が進むとひび割れが起きたり金属部分に水が溜まるとサビがついたりして、塗料の密着度を著しく下げてしまい仕上がりが悪くなります。
養生(1日〜)
塗料が付着してはいけない箇所にビニールを張る養生が必要です。
養生は、エアコンの室外機・換気扇の換気口・インターフォン・電気メーター・土間 ・窓など電化製品を中心にすべてビニールで保護します。
塗装作業(3日)
外壁塗装のメイン作業は、3日間ほどかけて下塗り・中塗り・上塗りの3段階でおこないます。
下塗りは、中塗り・上塗りで使用する塗料と外壁下地の接着剤の役割を持っており、表面の吸収力が激しい場合は2回塗るのが一般的です。
中塗りと上塗りは、二つの作業をあわせて2回塗りと呼ぶ業者もありますが、同じ塗料を使って外壁を塗ります。
中塗りが完全に乾燥してからしか上塗りはできないため、中塗りと上塗りを1回で済ませられる塗料を使用する業者も多いです。
附帯塗装(1日)
外壁以外の箇所(破風・雨樋・軒天・庇・雨戸・水切り・基礎・戸袋・塀)に塗装を施していきます。外壁の塗装と同様に美観の向上だけでなく、腐食や劣化を防ぐために必要な作業となります。
点検・手直し(1日)
塗装作業が完了したら、業者の担当者と一緒に仕上がり状況を確認します。
塗り残し・ムラ、そのほかに気になる箇所があれば、点検時に担当者に指摘して、作業のやり直しをしてもらってください。
足場を片付けてしまうと、再作業するのがむずかしくなる可能性があります。
点検で問題がなければ1日もかかりませんが、手直しが必要になれば1日以上要する可能性があります。
片付け・足場撤去・清掃(1日)
作業工程が終了して、仕上がりにも問題がないとなれば、片付けをします。
養生の取り外し・足場の解体・作業時に出たゴミの回収などをして終了です。
足場の解体は安全性を重視して慎重におこなわれるため、約1日かかります。
家とアパートで異なる!外壁塗装期間の比較
戸建住宅とアパートのような集合住宅では、塗装作業の期間は若干異なります。
一般的な戸建住宅の外壁塗装期間は7〜10日ですが、アパートのような集合住宅はどのように違いがあるのか比較した結果を解説します。
家とアパートの外壁塗装の工程はほとんど同じ
結論からお伝えすると、アパートの外壁塗装の工程は、一般的な戸建住宅と変わりません。
足場を立てて、高圧洗浄・下地処理・養生をしたのちに塗装をして、点検で問題がなければ片付けをして終了です。
アパートの場合、大家さんの独断もしくは住民同士で話し合いをして外壁塗装をする時期を決めます。
2mm以上のひびが入っている・黒いカビやコケが目立つ・シーリングがボロボロ・触っただけで手に白い粉がつくなどの症状が出たら、工事を検討しましょう。
アパートの場合は大きさによって家よりも作業期間が長くなる
どのように小さなアパートであっても一般的な戸建住宅よりも外壁塗装が必要な面積は大きいため、作業工程が同じでも作業期間は長くなるのが一般的です。
たとえば、2階建ての戸建住宅と5階建てのアパートでは足場の材料を搬入する時間・設置する時間が2倍以上になるでしょう。
また、高圧洗浄・下地処理・養生・塗装などにかかる時間も多く必要です。
ただし、アパートの塗装作業では現場に来る職人・作業員の数が増えるケースも多く、その場合は戸建住宅と同じスケジュールで作業が進みます。
アパートの場合は業者選びが重要
依頼する業者を選ぶときは、アパートの塗装をした実績があるか確認しましょう。
アパートは戸建住宅よりも塗料を塗る面積が広いため、足場の材料が通常よりも多くなったり、まとまった塗料の用意が必要になったりします。また、アパートの外壁塗装の実績がない業者ですと、足場の設置を外注する必要があったりするなど、作業工程の要所要所で作業期間が延びる可能性が高いです。
外壁塗装中の生活を円滑に!知っておくべきポイント
外壁塗装は、家をきれいに維持するために大切なメンテナンスです。
一度の塗装で少しでも長持ちさせるため、作業期間中を快適に過ごすために知っておくべきポイントを解説します。
作業期間が短すぎる業者は注意が必要
外壁塗装の作業期間は、おおよそ7〜10日ですが、外壁の劣化が進んでいたり悪天候が続いていたりすると予定よりも長くかかります。
職人が怠けているから作業期間が延びていると誤解する方もいますが、適切な時間をかけなければ耐久性の高い塗装作業は実現しません。
極端に短い作業期間を売りにしている業者は、重要な工程を飛ばしたり手を抜いて作業をしたりしている可能性があるため気を付けましょう。
作業期間を短くしたい場合は交渉する
塗装作業では、外壁をしっかり乾燥させてから次に進まなければならない工程がいくつかあるため、極端な作業期間の短縮は不可能です。
ただし、アパートのように塗料を塗る範囲が広くて作業期間が延びている場合、現場で作業をする職人の数を増やしてもらえれば作業期間を短くできます。 職人を増やした分だけ作業費用が上乗せされる可能性があるため、確認しましょう。
雨季に作業をすると長期化する可能性がある
外壁塗装は、外での作業になるため、天候に左右されやすいです。
とくに乾燥させる工程で雨が降ったり曇りが続いたりすると、予定していたスケジュールでは次の工程に進めません。
天候トラブルを避けたいのであれば、春や秋などの天気が良い時期がおすすめです。 ただし、天候の良い時期は依頼が殺到しやすいため、前もって予約をしていないと外壁塗装をしてもらえない可能性もあるため気をつけましょう。
トラブルを避けるためにも近隣への挨拶回りは必須
外壁塗装では、足場を組み立てるための騒音・材料搬入・塗料の臭いなど近隣住民に迷惑になる可能性があるため、挨拶回りは必須です。
どの住宅も外壁塗装は必要になりますが、何もいわずに作業を始めてしまうとトラブルやクレームの原因になりかねません。
外壁塗装を依頼すると、依頼者の代わりに業者が挨拶回りをしてくれるケースが多いですが、念のために確認をしておきましょう。
株式会社エイワンでは、近隣の方々へ工事挨拶を行っています。もし近隣の方からのクレームやトラブルに発展した場合でも、当社で全て対応するようにしていますので、安心してご依頼ください!
点検は立ち会いが必要
基本的には、業者任せにしていても外壁塗装の作業は進みます。
ただし、塗料を塗り終えたあとの点検では、依頼主が業者の担当者と一緒に仕上がり確認が必要です。
ここでは、塗り残し・ムラ・気になる箇所があれば指摘をして、手直しをしてもらいます。
足場を撤去してから問題が発覚しても手直ししてもらうのがむずかしいため、基本的には足場を外す前に確認作業をおこないます。
物件の状態や天候によって点検日は前後する可能性がありますが、立会いができるように日程調整をしておきましょう。
作業中は必ず戸締りをする
塗装期間中は、足場や飛散防止シートにより人目がつきにくくなるため、空き巣のターゲットになりやすいといわれています。
また、塗料を塗ったときに強い匂いが家のなかに充満する可能性もあります。 足場が設置されてから外されるまでは、戸締りを徹底しておくのがおすすめです。
屋根塗装を併せた場合の期間と工程の変化
外壁塗装と屋根塗装はどちらも足場の設置が必要なため、費用と手間を削減するために同じタイミングでメンテナンスをする家庭は多いです。
外壁塗装と屋根塗装を別々でおこなう場合、足場を組み立てるための作業費が二倍になるため、金銭的な負担が大きくなります。
屋根塗装を併せて作業してもらう場合、高圧洗浄・下地処理・養生は外壁と同じ日に済ませられますが、塗装作業は同時にできません。
よって、通常の外壁塗装に加えて3〜4日ほど作業期間を多く見込んでおくと良いでしょう。
まとめ
外壁は、常に雨・風・紫外線・空気の汚れなどに触れているため、定期的なメンテナンスが必要です。
外壁塗装を依頼すれば、塗料を塗るだけではなく、劣化した塗料を剥がしてひび割れやカビなどをきれいに取り除いてもらえます。 作業期間は、物件の状態や天候によって左右されやすいため、雨の少ない季節に依頼したり職人の数を増やしてもらったり工夫しましょう。
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