外壁&屋根塗装の色選びのポイント!理想の外観を実現するための基礎知識2024.07.12
- 外壁や屋根の色は何が人気?
- どのような基準で色を選べばいいの?
- 色選びで失敗しないポイントは?
この記事ではマイホームの外壁塗装における色選びでお悩みの方に、外壁や屋根に人気の色や、色選びのポイント、汚れにくい・色褪せにくい色の選び方について解説します。また、外壁・屋根の色の組み合わせのコツにくわえ、色選びで失敗しないためのポイントについてもご説明しますので参考にしてください。
この記事でわかること
- 外壁塗装の人気色トップ10
- 外壁・屋根の色選びのポイント
- 色選びを失敗しないための注意点
Contents
外壁塗装の人気色トップ10!定番からトレンドカラーまで
家の外壁や屋根の色を考えるうえで、人気の色を参考にしたいとお考えの方は、多いのではないでしょうか。
まずは以下の外壁塗装人気色トップ10を確認しつつ、色の特徴などを見ていきましょう。
- 1位:ベージュ
- 2位:ホワイト
- 3位:グレー
- 4位:ブラウン
- 5位:クリーム
- 6位:ブラック
- 7位:アイボリー
- 8位:オフホワイト
- 9位:グリーン
- 10位:イエロー
もっとも人気があるのは、やわらかで自然な色合いのベージュです。
周囲の家や環境にも馴染みやすく、さまざまな色に合わせやすいのが特徴となります。
2位のホワイトは、清潔感や明るさが強く感じられる色です。
ブラックと合わせるとモダンな雰囲気となり、人気があります。
3位のグレーは落ち着いた色合いで、汚れも目立ちにくい人気の色です。
4位のブラウンや5位のクリーム、7位のアイボリーも同様に、落ち着いた印象でありながら汚れが目立ちにくい特徴があります。
6位のブラックや8位のオフホワイトは、シンプルでスタイリッシュな印象が強いですが、白っぽい汚れが目立ちやすいのが難点です。
9位のグリーン、10位のイエローは派手な印象を受けるかもしれませんが、個性的な色とも言えます。 どちらも、意外と汚れが目立ちにくい色でもあります。
色選びのポイント
外壁の色を好みや人気の色から決めてしまうのも、方法の1つです。
ですが外壁は、1度塗ってしまうと10年以上はその色のままとなります。 塗り替えてから後悔してしまわないよう、ほかにどのような基準で色選びをすればいいのか、ポイントをいくつか確認しておきましょう。
汚れにくい色をベースにする
外壁の色によっては、思ったよりも汚れが目立ってしまったり、早い段階で色褪せてしまったりするケースがあります。
雨風にさらされる外壁は、どうしても汚れてしまうもので、色褪せを避けるのも難しいのが特徴です。
外壁のベースを汚れにくい色、色褪せしにくい色にすれば、その分だけ汚れは目立ちにくくなり、長持ちする分だけメンテナンス費用の節約にもつながるでしょう。
窓サッシや玄関扉の色を基準に考える
外壁の色を考えるうえで意外と見落とされがちなのが、窓サッシの色や玄関扉の色です。
外壁を理想の色に変えられたとしても、窓サッシや玄関の色とのバランスによっては、全体の見え方が変わってしまう可能性があります。
塗ってから後悔しないよう、窓サッシや玄関の色も含めた配色のバランスを考慮しておくのがおすすめです。
配色に関しては、3つの色をベースカラー70%、メインカラー25%、アクセントカラー5%の割合とするのが黄金比とされています。
窓サッシや玄関の色を5%のアクセントカラーに当てはめて考えると、より全体のバランスを取りやすくなるでしょう。
屋根の色とのバランスも大切
屋根の色とのバランスも、家全体の印象を決める重要なポイントです。
たとえば、外壁の色と屋根の色を同じにしてしまうと、全体としてワンパターンな印象が強くなりがちです。
外壁と屋根の色同士の相性が悪いと、ちぐはぐなイメージが強くなり、不自然さを感じやすくなってしまいます。
色同士の相性だけでなく、先ほどお伝えした色の黄金比も参考にしつつ、全体的にバランスの取れた配色を意識すると、より建物全体の統一感が増してくるでしょう。
周囲の家や景色とのバランスも考える
周囲の家や、景色とのバランスも重要です。
周りとなじませたいなら、近隣の家の色合いと同系色を選んだほうが良いでしょう。
個性を出すにしても、あまりにも周りとかけ離れた色を選んでしまうと、全体的な街並みから浮いている印象が強くなってしまうかもしれません。
また地域によっては、街の景観維持を目的として外壁の色を自然の緑と調和が取れるものに制限する、景観条例の対象となっている場合があります。
このような場合はとくに、景観とのバランスを考えて色を選ぶ必要があるため、必要に応じて塗装業者にも相談してみましょう。
汚れにくい・色褪せにくい色の選び方
外壁の色を考えるポイントの1つとして、汚れにくい・色褪せにくい色から選択する方法を紹介しました。
ですが具体的に、どのような色を選べば良いのでしょうか?
ここでは、外壁の汚れと色褪せの原因を確認したうえで、おすすめの色をいくつか紹介します。
外壁が汚れる原因
外壁が汚れる理由は周囲の環境によって変わってきますが、チリやホコリ、カビ、コケ、排気ガスなどが多くあります。
たとえば交通量の多い通りに面している場合、チリやホコリ、排気ガスによる汚れが目立ちやすいでしょう。
湿度が高くなりやすい地域や、あまり日当たりが良くない場所、風通しの悪い場所であれば、カビやコケが発生しやすくなります。
色には汚れ全般が目立ちにくいものがある一方で、一部の汚れだけ目立ちにくい色、逆に汚れが目立ってしまう色もあります。
どんな汚れが付きやすいか、周囲の環境を確認しておくと良いでしょう。
外壁の汚れが目立たないおすすめの色は?
汚れが目立たないおすすめの色は、以下のとおりです。
● グレー
● ベージュ
● アイボリー
● ブラウン
● グリーン
汚れの種類はさまざまですが、どんな汚れであっても比較的目立ちにくいのがグレーです。
外壁の汚れは中間色が多いので、同じ中間色であるグレーの外壁は、壁の汚れが目立たなくなります。
同様の理由で、アイボリーやベージュ、ブラウンなどもおすすめです。
藻やコケの汚れが心配な場合は、グリーンも良いでしょう。
一方でホワイトは人気がありますが、コケやカビなどの汚れが目立ちやすいものです。
ブラックは汚れが目立たないと思われがちですが、砂埃などの白っぽい汚れが目立ってしまいやすいので、注意が必要です。
外壁塗装の色褪せの原因
外壁の一部が薄くなってしまう色褪せは、紫外線によるダメージによって引き起こされるケースが多いのが特徴です。
直射日光に含まれる紫外線は、外壁塗料に含まれている顔料に作用し、塗料にダメージを与えます。
そのため日当たりが良く直射日光に晒される時間が長い部分ほど、紫外線による色褪せが発生しやすくなってしまいます。
また塗料や外壁材そのものの化学変化も、色褪せの原因となります。
たとえば金属部分が雨風に晒されて錆びてしまうのは、化学変化の代表的な例の1つです。
同じように塗料や外壁材も、酸性雨やPM2.5(微小粒子状物質)などの影響で化学変化を起こすと劣化してしまい、色褪せの原因となります。
色褪せにくいおすすめの色は?
色褪せにくいおすすめの色は、以下のとおりです。
● ホワイト
● ブラック
● ブルー
● 薄いグレー
● ベージュ
● クリーム
白は、色褪せしにくい代表的な色です。
太陽光を吸収しにくいため、紫外線のダメージを受けにくくなります。
また仮に色褪せたとしても、白であれば色褪せ自体が目立ちにくいのが特徴です。
着色力が強い黒も同様に色褪せしにくいですが、どちらも汚れが目立ちやすいので、注意してください。
光を反射しやすいブルーも、紫外線のダメージを受けにくい色の1つです。
道路標識などでもわかるとおり、色褪せを感じにくい特徴があります。
そのほか薄いグレーやベージュ、クリームなども色褪せしにくく、使いやすく合わせやすい色でおすすめです。
一方、赤や黄色などの鮮やかな色は紫外線に弱く、色褪せがしやすいので、選ぶ際は注意してください。
外壁・屋根の色の組み合わせのコツ
外壁の色を考えるうえで、屋根の色との組み合わせは重要なポイントの1つです。
具体的にどのような点に気を付けて選べばいいのか、ポイントをお伝えします。
色の割合の黄金比を意識する
外壁の色選びでも触れましたが、全体の色の割合(ベースカラー7、メインカラー2.5、アクセントカラー5)を意識すると、建物の色合いをおしゃれにまとめやすくなります。
家を外から見たとき、屋根がある程度見えるのであれば、屋根の色をメインカラーにすると、ほかの色とのバランスが取りやすくなるでしょう。
逆に屋根がほとんど見えない場合は、窓サッシや玄関ドアと色を合わせて、アクセントカラーにするのがおすすめです。
外壁と屋根の色合いを揃える
外壁と屋根の色合いを揃えるように意識すると、バランスを取りやすくなります。
たとえば外壁にグレーを選んだ場合は、屋根の色もグレーに色合いを合わせて、より濃いグレーやブラックを選ぶようにすると、全体としてまとまりを感じやすくなるでしょう。
反対に、対照的な色を合わせてアクセントを生み出すのも効果的です。
たとえば外壁がホワイトの場合、屋根に濃いめのグリーンやブルーを選ぶと、色みの違いを感じつつもバランスをキープできます。
色選びを失敗しないための注意点
外壁や屋根の色はさまざまな選び方がありますが、選んだ色の印象と、実際に外壁に塗った際の印象が大きく異なるケースも少なくありません。
ここからは、最終的に色を決める前に注意していただきたい点をお伝えします。
色見本はできるだけ大きいサイズで確認する
外壁や屋根の色選びの参考にする色見本は、できるだけ大きなサイズで確認するのがおすすめです。
色には面積が小さいほど濃く、面積が大きいほど薄く感じられる、面積効果があります。
そのため、小さな色見本で確認した場合の印象と、A4サイズの大きな色見本で確認した場合の印象は、大きく異なってしまう可能性がある点に注意が必要です。
外壁に塗った際の見え方にできるだけ近くなるよう、できるだけ大きな見本を確認しておきましょう。
色見本は外でも確認する
色の見え方は、太陽や蛍光灯などの光源によっても変わってきます。
たとえば室内の場合、昼光色の明かりで色を見ると白みがかった色に見えますが、電球色の明かりで色を見るとオレンジがかったように見え、感じ方が違ってしまうものです。
同様に、室内で見る色の印象と、外で見る色の印象も大きく異なる可能性があり、同じ外でも日が当たっている場所から見るのか、日陰から見るのかでも見え方が違ってきます。
実際に色を塗ると印象がまったく変わってしまう可能性もあるので、必ず日光の下での見え方も確認したうえで決めるのがおすすめです。
カラーシミュレーションを参考にする
パソコンなどを利用したカラーシュミレーションを、色選びの参考にすることもおススメです。
カラーシュミレーションでは建物の写真を取り込み、好きな色を入れ替えながら様々なパターンを試すことが可能となりますので、より完成形をイメージしやすいという特徴があります。
しかし、カラーシュミレーションの色は表示するディスプレイの種類や設定によって色の見え方が変化するため、過信は禁物です。
カラーシュミレーションは方向性を決めるために大きなメリットを与えれくれますが参考程度にとらえ、最終的には屋外で大きな色見本などを確認しながら決めるのがおすすめです。
株式会社エイワンでは、お客様ご自身のスマホ・パソコンにてご利用いただけるカラーシミュレーションをご提供させていただいております。いつでもお好きなタイミングで、こだわりの色選びを行って頂くことができます。また、弊社ショールームにて、スマホ・パソコンの画面よりさらに大きな大型モニターを使用したカラーシミュレーションもご提供させていただいておりますので、よりご希望の色に近いイメージを持っていただきながら、おしゃれで失敗のない色選びを行うことが可能です。
まとめ
外壁塗装では、ベージュやホワイト、グレーなどが人気です。
色選びのポイントは窓サッシや玄関ドアの色も考慮しつつ、屋根の色や周りの家、景色とのバランスを考慮すると良いでしょう。
できるだけ大きい色見本を参考に、屋外での見え方も確認したうえで決めるのがおすすめです。
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