塗装豆知識
塗料について
塗料=着色顔料(色)+樹脂(ボンド)
塗料は、基本的にアクリル樹脂、ウレタン樹脂、シリコン樹脂、フッ素樹脂からできており、樹脂は、ボンドみたいなものです。樹脂に顔料等を加えて塗料となり、耐久性の良い順にフッ素・シリコン・ウレタン・アクリル樹脂となります。
● フッ素樹脂塗料
→耐久性・機能性に大変優れていますが、デメリットは、塗装工事において普及率が低いため割高となります。
● シリコン樹脂塗料
→戸建て・アパート塗替えリフォームで多くの塗装業者が使用している塗料です。フッ素樹脂塗料の次に耐久性が良い塗料です。しかしシリコン樹脂塗料も低額商品から高額商品まで幅広くあります。
● ウレタン樹脂塗料
→一昔前に一番普及していた塗料です。シリコン樹脂塗料に比べ耐久性は劣りますが、価格とのバランスでは優れた塗料です。
● アクリル樹脂塗料
→新築塗装や不動産関連の転売目的物件でよく使用されています。価格は安価で耐久性が低い塗料です。
水性型塗料と溶剤型塗料
塗料には数多くの種類があり、塗料を大きく分けると、水性型塗料と溶剤型塗料に分けられます。水に溶ける塗料を水性型塗料、シンナーで溶ける塗料を溶剤型塗料といいます。マジックなどの、水性インクと油性インクの違いだと覚えておきましょう。
● 水性型塗料
→水性型塗料は、取り扱いがしやすく、作業等に優れています。また、価格も溶剤型に比べ安く、臭いもしないという利点があります。欠点は、耐久性、耐候性が溶剤型に比べて劣ってしまうという点です。
● 溶剤型塗料
→溶剤型塗料は、耐久性、耐候性に非常に優れており、車や船、家具などの生活で使われているほとんどが溶剤型塗料が使われています。欠点は、水性型塗料に比べ扱いにくく、作業性が悪い、価格が高い、シンナーの臭いがするといった点です。